インデックス投資

社員持株会制度のメリット、奨励金とドルコスト平均法を活かして小遣い稼ぎ

喜ぶ投資家

あなたの会社に『社員持株会制度』はありませんか?

上場企業の約9割が導入しているという社員持株会制度。

同僚や先輩などから話を聞いたり、福利厚生を調べている時に見かけたことがあったりしませんか?

良く分からないから、銀行の定期や、社内の一般財形貯蓄制度にお金を預けているという方がも多いのではないでしょうか?

持株会制度とは、簡単に言いますと、自社の株式を毎月の給料から天引きで一定の金額を積立していき、積立金額が一単元となったら、通常の株式の様に売買したり配当金を貰ったりする事が出来る制度です。

えー、株式なんて怖いから同じく天引きされるから財形貯蓄制度のが安心だなぁ

その気持ちも分かります。

自社の株式に対して積立をしていく以上、リスクの事はしっかり考えなければいけませんが、通常の株式購入と違う、持ち株会制度による二つのメリット

  1. 奨励金
  2. ドルコスト平均法

です。

この二つのポイントにより通常の株式購入よりリスクを下げる事が出来ます。

この二つのメリットと株式のデメリットをしっかり把握した上で、持株会制度を始めたら良いのかどうか判断するべきです。

今回は社員持株会制度について考えていきましょう。

(今回は上場企業の場合について考察します)

社員持株会制度での奨励金って?

毎月の小遣い

 

社員持株会制度を始めるにあたって一番のメリットが奨励金です。

毎月の積立金額は自分自信で任意で設定します(最低積立金額があります)。

その毎月の積立設定額に対して会社から奨励金として5%~20%程の奨励金を貰う事が出来ます。

毎月10,000円の積立設定をし、10%の奨励金が出る企業なら、

  • 自己積立金の10,000円 + 奨励金の1,000円 = 11,000円

毎月1,000円が奨励金として貰えて、自己積立金と合わせて毎月11,000円を積み立てしていく事が出来ます。

この奨励金の割合は企業によって違ってきます

また企業によっては自社株式の保有数によって奨励金の割合を増やしていくという場合もあります。

(始めは5%、その後一単元増えるごとに+1%で最大10%など)

なので、まず自分の会社の持株会制度の奨励金の割合がどの程度なのか確認しましょう。

場合によっては奨励金がゼロの企業もあるので注意です。

 

会社側にとって社員持株会制度ってメリットはあるの?

 

奨励金って凄い制度ですね!けどそれって企業側にメリットはあるんですか?

 

社員持株会制度を設ける会社側のメリットとしては

  1. 安定株主の確保
  2. 福利厚生として社員のモチベーションを上げる

の二点が上げられます。

社員持株会によって社員に自社株を持ってもらう事によって会社側は長期保有の安定株主を得られやすくなります。

それによって企業買収から防衛し経営の安定化を図る事が出来ます。

また、奨励金を出し社員持株会を福利厚生とする事により、社員の業務へのモチベーションを上げ業績向上に繋がるというメリットがありますね。

お互いにメリットがあるわけなんですね

 

毎月一定額積立によりドルコスト平均法となります

毎月積立

株価チャートは日々上がり下がりを繰り返しますよね。

  • 株価が安い時に株式を買って、高い時に売れば利益が出る

言うのは簡単ですが、投資初心者には業績予測などから株価を予測するのは難しいですね。

投資のプロでも勝ち続けるのは極少数だと言われています。

仕事以外の事に頭を使いたくないから、やっぱり財形貯蓄制度の方が良いかも・・・

しかし、そこで強みを発揮するのが持株会の積立制度です。

一定の金額を毎月積み立てていく事になりますので、安い時に買って、高い時は買わないという訳にはいきません。

自動的に毎月一定額購入されていきますからね。

それでは損してしまうのではないですか?

いえ、それが一定額を積み立てていくという所にポイントがあるんです。

例えば、毎月10,000円の積立設定をしているとします。

  • 「4月の株価 = 1口100円」 100口購入
  • 「5月の株価 = 1口150円」 66.7口購入
  • 「6月の株価 = 1口50円」 200口購入

毎月一定の金額を積み立てしていくにしても、株価の変動でこれだけ購入できる口数が変わってくるんです。

積立ですと、3か月30,000円で366.7口購入する事が出来ています。

これがもし4月の時点で3万円一括投資していたら、30,000円で300口しか購入できない事になりますね。

え?そんなに違いが出てくるんですか?

毎月一定額を積み立てしていく事で、

  • 株価が高い時には口数を少なく購入
  • 株価が安い時には口数を多く購入

という利点が出来るんです。

この様な手法を『ドルコスト平均法』と言います。

ただ、ドルコスト平均法は決して完璧では無いです。

株価が上がり続ける上げ相場では、初めに一括購入してしまった方が安く株式を購入できますし、株価の予想が出来て安くなる時を待って、高くなった時に売れるスキルがあればそちらの方が利益を上げられます。

しかし、投資初心者に取ってはその株価を予測する事が難しいですし、何より一単元を一括で購入するだけのまとまった金額が無いから、持株会で毎月積立をしていくと言う場合が多いです。

その様な方に持株会は、

  • 毎月の給与から無理がない程度に天引きされて積立されていく
  • 毎月一定額積立によるドルコスト平均法により口数を多く購入しやすい
  • 会社からの奨励金

という点から、投資初心者であるサラリーマンにおすすめです。

何より、毎月の積立に奨励金が積み重なって行くのがとても大きいですね。

私の会社では10%の奨励金がつきますが、株価の変動を考慮しなければ、単純に積立した金額の10%分を貰えるという事なので、うまく利用すれば良い資産運用となります。

 

社員持株会のデメリットもしっかり把握しましょう

リスク

ここまで社員持株会制度の二つのメリットについて考えてきましたが、メリットだけではなくデメリットも考えていかなければなりません。

  • 給与と資産運用を両方とも会社に依存してしまう

業績・株価が安定していれば、積立で一単元になった所で売却すれば奨励金分儲けやすいです。

しかしそれも会社の業績が安定していてこそですね。

会社の業績が大きく傾くことがあれば、株価が大きく下がり売却時に元本を大きく割る事も考えられます。

さらに、業績悪化により給与減、またはリストラという事も無いとは言い切れません。

この様に社員持株会制度に大きな金額を積立すると、自社一点にリスクが集中してしまうんですね。

仕事もなくなって、資産も全部無くなってしまった・・・。

恐ろしいですね。

自社の業績・株価が安定していてリストラや給与減の心配もなく、株価も安定している方だというのなら、奨励金目当てで小遣いを稼ぐ感覚であまり大きくない金額で持株会を始めるのが良いでしょう。

私の会社は株価が安定しているので、毎月2万円程度で持株会の積立をしています。

積立期にリーマンショックや東日本大震災等が重なった影響もあり、口数を大分稼げたので、奨励金とキャピタルゲインで大きく儲ける事が出来ています。

 

社員持株会制度の注意点

 

社員持株会制度での注意点もみていきましょう。

 

  • 積立の金額を変えたくても、会社によって拠出金を変更する月が決まっている(年に二回程度)

株価が上がってるから積立金額を減らそうとかは出来ないわけですね。

 

  • 会社が契約している証券会社の自分の口座に株を移さないと株主優待が貰えない

配当金は、積立段階でも所有口数によって配当金が出て自動的に再投資されます

しかし、株主優待は証券口座に移さないと貰えないです。

しかし証券口座に株を移すと、社員持株会での所有株数によっての奨励金割増がある場合は、割増ポイントがリセットされてしまうので注意ですね。

例:奨励金が始めは5%、その後一単元増えるごとに+1%で最大10%の場合

三単元まで積立をしていた場合、毎月の奨励金が8%となりますが、株を証券口座に移してしまうと、翌月からの積立の奨励金がまた一からの5%となってしまいます。

 

  • 証券口座に株を移しておかないとすぐに株を売却できない

証券口座に株を移すのにも数週間から一か月ほどかかる場合があるので注意です。

いつでも売れる様に証券口座に株を移しておくと、上の様に奨励金に割増がある場合はリセットされてしまうため注意ですね。

 

  • 一度、積立を解約していまうと再入会出来ない

これには注意。

資金に余裕が無いからといって積立を完全に辞めてしまう(解約)しまうと、社員持株会に再入会は出来ません

なので、その様な場合は、毎月1,000円など積立の最低金額に変更しておく方が良いでしょう。

資産運用の入門に社員持株会はおすすめです

入門

社員持株会制度のメリット・デメリットをしっかり把握したうえで、ご自身のリスクの範囲内の金額の積立で社員持株会を行っていくべきですね。

奨励金、ドルコスト平均法によってリスクを下げながら、自社の将来的な経済的成長・安定を信じる事が出来るなら社員持株会制度でちょっとした資産運用をすることが出来るのではないでしょうか?

社員持株会制度で儲けるためのポイントが

  1. 会社からの奨励金
  2. 長期積立によるドルコスト平均法
  3. 自社の株価の安定度

の三つです。

社員持株会は、通常の個別株の様にまとまった金額が無くても少ない金額から積立を始める事が出来ます。

毎月の給与から自動的に天引きされることにより気づいたら一単元になっていてボーナスを得られたという感覚になれるという点からも、社員持株会は資産運用の入門といえるのではないでしょうか?

そこで資産運用になれたら、同じようなポイントのインデックス投資があります。

 

 

  • 少ない金額(100円~)からドルコスト平均法による毎月積立
  • 毎月自動引き落としサービス
  • 長期的な経済成長を信じる事が出来るかどうか

インデックス投資は投資先を何百企業、何千企業と分散する事によるリスク軽減が出来ます。

社員持株会制度の様に奨励金はありませんが、リスク分散によって大きな金額の積立で資産運用し、配当金の再投資による複利効果によって大きな利益を得やすいというメリットがあります。

しかし、とりあえず自社に投資する社員持株会制度とは違い、インデックス投資は、国内株式に投資するのか、米国株式なのか、先進国株式なのか、はたまた債券や、REITに投資するのかなどなど投資先を自分で決断する必要があります。

そこが社員持株会制度と違い、インデックス投資で最初に躓くところですね。

ポイントは、長期的な経済成長が期待できるかどうかで、投資先を選択していきます。

インデックス投資は長期的な経済成長と言うのが大きなポイントとなってきます。

  • 「インデックス投資」 長期的な資産運用
  • 「社員持株会制度」 短・中期的な資産運用

となるわけですね。

ここら辺を踏まえて社員持株会制度と、インデックス投資を使い分けていくべきです。

どちらか片方ではなく、私の様に資産配分して両方同時に積立を行うのもリスク分散になって良いですね。

 

社員持株会制度も使い方によっては良い資産運用となりえます。

メリット・デメリットをしっかり把握した上で、持株会に入った方が得か、入らずに別の所で資産運用するか決めましょう!