健康

健康寿命とは何か知っていますか?平均寿命との違いについて解説します

健康寿命とは

健康寿命っていう言葉を聞いたことはありますか?

その言葉から何となくイメージはつくと思いますが、病気などに悩まされず健康でいられる年齢という意味です。

健康寿命を英語で言うと『Healthy life expectancy』と言います。

 

健康寿命が平均寿命に対して大きく短いと、自身や家族への心身的負担、医療費・介護費などの金銭的負担がとても大きくなります。

 

今回の記事では、

  • 健康寿命と平均寿命の違い
  • 健康寿命の延ばし方

の2つのポイントについてお伝えしていきます。

 

健康寿命と平均寿命の違いって?

 

健康寿命と平均寿命では意味が違ってきます。

それぞれどういう意味があるのか見ていきましょう。

 

平均寿命の定義

平均寿命という言葉は皆さん聞いたことありますよね。

ただ平均寿命という言葉の正式な意味を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?

え?亡くなった人の年齢の統計を採っているんじゃないんですか?!

いえ、違うんです。

厚生労働省の簡易生命表』によって毎年平均寿命を発表しているのですが、それはその年に生まれてきた赤ちゃんが何歳まで生きられるだろうと推計したものなんです。

貴方があとどれくらい生きられるのかを調べたいときは平均余命を見る必要があるんですね。

 

まず平成29年生まれの0歳児の平均寿命は、

  • 男性 81.09歳
  • 女性  87.26歳

(厚生労働省:平成29年簡易生命表の概況より)

となっております。

平成17年生まれの0歳時の平均寿命は、男性78.53歳・女性85.49歳となっていますので、ここ12年間で

  • 男性の平均寿命が+2.56歳
  • 女性の平均寿命が+1.77歳

も延びています。

高齢化社会が進んでいますね

 

今度は主な年代の平均余命について見ていきます。

男性女性
30歳51.73年(81.73歳)57.70年(87.70歳)
40歳42.05年(82.05歳)47.90年(87.90歳)
50歳32.61年(82.61歳)38.29年(88.29歳)

2018年時点 厚生労働省:平成29年簡易生命表の概況より)

0歳児の平均寿命より長くなっていますが、これは0歳児の平均寿命は全ての死亡率が推計に含まれていますが、各年代の平均余命はそれまでの年齢に亡くなった方の死亡率は含まれていないためです。

そのため0歳児の平均寿命より平均余命の方が長くなるんですね。

 

健康寿命の定義・平均寿命との差は?

 

健康寿命とは医療や介護などに依存せず自立して生活ができる生存期間のことを意味します。

健康寿命とは簡単に言うと、病気もなく健康で過ごせる年齢ってことですね。

 

平成29年生まれの0歳児の平均寿命は、

  • 男性 81.09歳
  • 女性  87.26歳

(厚生労働省:平成29年簡易生命表の概況より)

となっていますが、その年齢まで病気もなく元気に最後まで生きれるかたというのはなかなか珍しいですよね。

大抵の方はその前に自立した生活が送れなくなり医療・介護の世話を受けることになります。

 

2016年時点での健康寿命は、

  • 男性 72.14歳
  • 女性 74.79歳

(厚生労働省:健康寿命の全国推移の算定・評価に関する研究より)

となっています。

平均寿命と健康寿命の差が男性で9歳、女性で12歳と約10歳の離れがあります。

自立した生活ができなくなるこの約10年間の不健康期間どうするかが老後の大きな課題になりますね。

 

【ランキング】健康寿命の日本と世界との差は?

 

日本の健康寿命って世界と比べたらどうなのでしょうか?

 

日本の平均健康寿命の世界ランキングはシンガポールに続いての2位となっています。

※WHO加盟国の中のランキングのため注意

シンガポール76.2歳
日本74.8歳
スペイン73.8歳
スイス73.5歳
フランス73.4歳

WHO:World Health Statistics 2018より)

ちなみに日本は平均寿命が世界ランキング1位です。

日本84.2歳
スイス83.3歳
スペイン83.1歳
シンガポール82.9歳
オーストラリア82.9歳

WHO:World Health Statistics 2018より)

健康寿命と平均寿命とも世界トップレベルで日本の健康レベルは高水準と思えますが、平均寿命に対して健康寿命が大きく離れてしまっているんですね。

 

平均寿命と健康寿命の差の不健康期間は、

  • 世界平均 7年
  • 日本平均 10年(男性9年・女性12年)

となっており、日本は不健康期間もトップレベルとなってしまっております。

 

なお、13年前の2005年の日本の不健康期間のデータを見てみると、

  • 男性 6年
  • 女性 7年

 (WHO:World Health Statistics 2005より)

となっています。

長寿国で平均寿命が延びてきているからそれに合わせて健康寿命も延びてきていて健康寿命世界ランキングではトップレベルになっていますが、健康寿命の延伸が平均寿命の延伸に追いつけていないわけですね。

 

日本は医療や介護が必要な自立できない不健康期間が約10年と世界に比べても長いし、年々平均寿命と健康寿命との差が拡大してきています。

医療費・介護費の負担を減らすためにも国としても健康寿命を延ばしていこうとしているわけです。

 

老後破産を防ぐためにも健康寿命を延ばす

 

健康寿命が短く自立できない生活が長くなると医療費や介護費などの負担がとても大きくなります。

高額な医療費がかかっても高額療養費制度を活用すれば収入により毎月の負担額上限が1万~8万円程度になります。

高額療養費制度について以下の記事で解説しています。

入院費の不安
セミリタイア後に保険は不要?高額療養費制度を活用しましょう高額療養費制度って知っていますか?この制度を活用すれば、民間の医療保険費を毎月支払い続けるのは勿体ないと思うはずです。高額療養費制度を知ることで公的医療保険の元を取っていきましょう。...

しかし入院や通院が長期的になると負担が大きくなってきます。

高額療養費制度には長期化した時の救済制度もありますけど限度がありますよね…

 

また介護が必要になった時も、

  • デイサービス
  • ショートステイ

を利用しながらの在宅介護だと介護費を抑えることが可能ですが、介護する家族の精神的・肉体的負担がとても大きくなります。

私のように生涯独身であるなら、介護が必要になったときに誰も介護してくれる人はいません。

そのように一人身であったり、在宅介護が難しくなった時には特別用養護老人ホームや有料老人ホームに入居する必要があります。

 

そうするとお住まいの地域によって差はありますが、

入居一時金として0円~数百万円
毎月15万~30万円

程度の金額がかかります。

介護の場合、それがいつまで続くか分からないというのが大きな精神的負担となり、また金銭的負担となります。

平均寿命と平均健康寿命の差から考えるとそれが10年ほど続く可能性がありますからね。

介護問題は家族崩壊になりかねないですよね…

 

老後に自立した生活ができなくなるという事は大きなリスクであり、老後破産になりかねません。

老後破産のリスクを下げるためにも、健康寿命を少しでも延ばすしかありませんね。

 

寝たきりを防ぐために生活習慣を改善する

ジョギングで生活改善

とても基本的なことではありますが健康寿命を少しでも延ばすために、

  • 食生活の改善
  • 運動習慣
  • 適切な睡眠時間

この3つのポイントを徹底して継続することが重要です。

 

健康な食事メニューを継続する

食生活の改善では、適切な量と質の食事をとることが大切です。

  • 野菜は1日350g以上
  • 果物は1日100g以上
  • 塩分は1日8g以下(女性は7g以下)、高血圧の予防・治療の場合は6g以下
  • 脂質は適度な量を摂取

などなど日頃の食事から適切な量と質を意識していく必要があります。

けど、1か月~2か月は頑張って続けることができても、長期的に継続することってとても難しいですよね。

特に運動習慣なんてなおさらですね。

 

スポーツを通して運動習慣を作る

ウォーキングやジョギングなどの運動だとすぐに飽きてしまいがちです。

そのような場合、何か気軽に始められるスポーツなどを始めるのも1つの手段ですね。

  • フットサル
  • 草野球
  • バドミントン
  • バレーボール
  • ボルダリング

などなどですね。

始め方としてはSNSなどを通して社会人サークルに加入したり、フットサルなら個人で気軽に参加できる個人参加型フットサル(個サル)などもあります。

始めの一歩を踏み出す勇気が必要ですね!

 

スポーツなら楽しみながら運動することができますし、もっと上手くなりたいという気持ちも芽生えますし、スポーツを通して仲間もできやすいのです。

そうなるとそのスポーツが趣味となり辞めることができなくなりますよね。

頻繁に運動をする習慣ができれば深い睡眠が取れるようになりますし、健康寿命を延ばすための好循環となるため、スポーツはとてもおすすめです。

スポーツってストレス解消にもなるし本当良いものですよね!

 

生活習慣の改善はとても地道なものでコツコツと毎日続けていくしかありません。

しかしその結果が効果として見えづらいためモチベーションが続きにくいですね。

 

短い健康寿命の問題を解決するために

 

健康寿命とは、医療や介護の必要がなく自立した生活を送れる生存期間のことです。

 

寿命と健康寿命の差の不健康期間が長いと、

  • 医療費
  • 介護費

の負担が大きくなり老後破産となりかねません。

 

楽しい余生を送るためにも、生活習慣を改善し健康寿命を延ばしていけるように努力しましょう。

また老後資産を計画的に貯蓄しておくことで、医療費や介護費に対応できるようにしておくことも重要ですね。

いつまでも健康でいられるとは思わずにしっかりとした事前準備をしていきましょう!

 

記事まとめ

楽しい人生を送るためにも健康寿命を延ばすことが秘訣です。生活習慣の改善と不健康期間に対応するための老後資産を形成していきましょう。