インデックス投資

バランスファンドは投資初心者におすすめって本当?

綱渡り

インデックス投資を始めたいけど実際どこに投資すれば良いの?

投資初心者で老後資金として投資を始めたいというまさしくセミリタイア者むけのインデックス投資。

しかし、自分で投資先を決めるのは投資初心者にとっていきなりの最難関です。

この時点で挫折してしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで投資初心者におすすめと言われているバランス型インデックスファンドについて考察します。

初心者向き?バランスファンドとは

初心者マーク

私がインデックス投資を始めるあたって初めに参考にした書籍が

はじめての人のための3000円生活』横山光昭(著)です。

1000万円以上貯めた人、続出!投資経験がゼロでも、貯金がなくても、誰でもカンタンに始められてお金がしっかり増えていく方法がありました。話題の家計再生コンサルタントが「人生を変える」お金の増やし方を解き明かします。

本書の中では、投資先としてバランスファンドの「世界経済インデックスファンド」を上げています。

バランスファンドって?インデックスファンドとは違うの?

インデックスって言っても、『株式』『債券』『リート』等、投資先は複数の資産クラスがあります。

リートとは?投資家から集めたお金で不動産を購入し、売買益・賃貸収入を投資家に分配する商品

・どの資産クラスのインデックスに投資するか?

・どこの国に投資するか?やっぱり日本?それとも先進国?新興国?

その中で将来的な成長を期待できるインデックス一つに投資しても良いし、複数の資産クラスを合わせて投資する事ももちろん出来ます。

その場合、どの資産クラスを選ぶか、また比率をどうするかという資産配分(アセットアロケーション)を考えなくてはいけない訳ですね。

う~ん、そういうのが分からなくて株をやっていなかったからなぁ…。

そこで登場するのがバランスファンドっていうわけです。

バランスファンドでは、ファンドマネージャーが資産配分(アセットアロケーション)を決めてくれる上にリバランスまで行ってくれるので毎月の積立設定さえしておけばほぼ寝かせているだけで何もしなくて良いわけです。

初心者には煩わしいリバランスという作業

例えば自分でアセットアロケーション(資産配分)を考えて積立を始めたとします。

4資産円グラフ

積立を始めた最初は上の円グラフの様に綺麗な資産配分になっています。

4資産円グラフリバランス

しかし、比率を守って積立を続けても、それぞれの資産クラスの推移は様々で、1年、2年と経つと上の円グラフの様に資アセットアロケーションに乖離(カイリ:離れる事)が生じてしまいます。

この乖離を修正するのが『リバランス』いうわけです。

そもそも修正する必要はあるのですか?そのままじゃ駄目?

投資の際、自分が取れるリスクを考えてアセットアロケーション(資産配分)を決めている訳なので、アセットアロケーションの乖離が生じてしまうと、リスクも自分が想定したものより大きくなってしまったり、または小さくなってしまいリターンが期待出来なくなってしまいます。

リバランスを適度に行うことによって、リスクをコントロールする事が出来ます。

実際にどうやってリバランスするの?

売買によるリバランス

このケースの場合だと、利益が上がり比率が上がった先進国株式の一部を売却し、比率が少なくなってしまった国内株式を購入する事により比率をもとに戻す手段です。

メリット

・追加投資が必要ない

デメリット

・売却時に利益に対して約20%の税金がかかってしまう。

ノーセルリバランス

こちらは売却はせず、比率が少なくなってしまった資産クラスに対して追加投資をする事によりアセットアロケーションを元に戻します。

メリット

・売却による税金がかからない

デメリット

・ノーセルリバランス用のまとまったお金が必要になる

リバランスの頻度は半年に一度や、一年に一度行うっていう方が多く見受けられます。

ボーナス等の大きな収入をノーセルリバランスに回すのが良いかもしれませんね。

けど、そんなにまとまったお金をリバランスのために回せないわ

そういう場合には、毎月の積立の比率をアセットアロケーションが元に戻るように調整するという手段がおすすめです。

これなら、無理がなく元々の積立の中から時間はかかりますが、まとまったお金が無くてもノーセルリバランスする事が可能です。

それなら私でもリバランス出来そうですね

しかし、積立の金額が大きくなってきて乖離が生じると、積立比率や追加投資でのノーセルリバランスだと対応が難しくなってきます。

その様な場合には売買によるリバランスが必要になってしまいます。

僕には難しくてやっぱ無理そうです

そこで先ほど説明した通り、ファンドマネージャーが自動的にリバランスを行ってくれるバランスファンドの登場ですね。

バランスファンドなら

煩わしいリバランスの作業を自動的にずっとやってくれる

リバランス時の税金がかからない

良いこと尽くしですね。

おすすめのバランスファンド eMAXIS Slim バランス

冒頭であげた「世界経済インデックスファンド」は純資産総額が500億円越えの人気商品でしたが、信託報酬は登場時こそ0.54%という低コストで人気を集めましたが、現在はさらに低コストなファンドが登場してきているため、今から積立を始めるにはコストが気になります。

そこでおすすめなのが、三菱UFJ国際投信の『eMAXIS Slim バランス (8資産均等)』です。

Slim8資産円グラフ

国内、先進国、新興国、株式、債券、リート…。

投資の初心者がアセットアロケーションを決めろって言われてもどうして良いか分からないですよね。

そこで、全部!比率も均等!と豪快なアセットアロケーションを組んでいる商品です。

信託報酬も0.16%と低コストを実現しています。

何に投資していいか分からないというなら、ほぼ世界全体の資産クラスに分散投資でき、低コスト、リバランスも自動的にやってくれ放置できるeMAXIS Slim バランス(8資産均等)はおすすめです。

長期投資すれば、リスクを抑えつつ、3%~4%程度の利回りが期待出来るのではないでしょうか?

さらに!

このeMAXIS Slimシリーズの素晴らしい所が

他社類似ファンドが信託報酬率の引き下げを行った場合、当ファンドの信託報酬率も引き下げ、業界最低水準にすることをめざします

と謳っている事ですね。

もしこれから類似ファンドが出てさらに低コストとなると乗り換えたくなってしまいますが、乗り換えるとそれまでの利益に対して約20%の税金がかかってしまいます。

しかし、eMAXIS Slimシリーズなら類似ファンドに追従してコストを下げ業界最低水準を目指すと言っているので長期積立をこれから行っていくうえで、これ程安心出来ることはありません。

バランスファンド「eMAXIS Slim バランス」のデメリット

デメリット

低コストと言ってもバランスファンドの中ではです。

バランスファンドは個別のインデックスファンドに比べてコストが高くなってしまいます。

やはり自分自身でアセットアロケーションを組みリバランスしていく方がコストが安くなります。

リバランスが苦じゃない、完全放置じゃつまらないから多少作業をしたいという方は、ご自身でアセットアロケーションを組んだ方が良いですね。

ただ長期積立する上で一番重要なのは、暴落にも耐えてコツコツ積立継続していくという事です。

バランスファンドに積立設定してあとは年に一回ぐらい利益を確認するぐらいにした方が投資初心者にとっては継続しやすいんじゃないでしょうか。

確かにその方が精神的にも良いかもしれないですね

それともう一つ。

これはデメリットと言えるかどうかはその人の考え次第ですが、eMAXIS Slim バランス(8資産均等)だと、国内株式・国債・国内リートと合わせて日本の割合約40%と大きなウェイトを占めています。

日経平均は現在22,000円(2018年6月現在)と、バブル崩壊前の最高値38,900円の水準に20年経った今も戻せない現状です。

さらに今後はさらに少子高齢化による人口減少が続く中で、経済の成長を期待できるのかどうかって事ですね。

元本保証ではないのでリスクを考える

お金の保証

積立するだけで良いというのは投資初心者にもとてもありがたいですね。

債券やリートなども投資先となり幅広く分散投資する事が出来るので、リスクを抑えられます。

株式100%と比べて大きい利回りは期待できませんが、あまりリスクを取らず定期預金や国債より多い利回りを得たいという人には良い選択肢になるのではないでしょうか。

もちろん、リスクが小さいと言っても元本保証ではありません

しかし

コストだけじゃ駄目!出口戦略を考えてインデックス投資を始めよう

でも説明したように、出口戦略を考えて投資する事で、3%~4%程度の利回りを得られることが出来るんじゃないでしょうか?

リスクを踏まえたうえで安定した資産運用をし、セミリタイア後の老後生活を充実させていきましょう!